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The Last Messages

2020-01-18子供の頃に図鑑とかでタガメを見たとき、水中のゴキブリだと思ったよ。それ以来、なんだか不潔な昆虫という印象をもっていた。気の毒なことだ。他方でゴキブリは「サバイバルの師匠」と格上げされたのに、間違ってゴキブリ扱いされたタガメについては何の印象の訂正も変化もなく、おおよそ40年くらいが経過してしまった。この場を借りてお詫び申し上げたい。政府は17日、里山に生息する水生昆虫タガメを「特定第2種国内希少野生動植物種」に指定し、インターネットや店頭での売買、販売目的の捕獲を禁止するとした種の保存法の政令を閣議決定した。タガメ売買禁止、閣議決定 2月施行、乱獲で生息地減

2020-01-18"The Privacy Engineer’s Manifesto: Getting from Policy to Code to QA to Value" について繰り返すが、もうこれが出版されてからでも6年が経過する。でも、日本のプライバシー関連のプロパーで、このレベルの本を出す人っているのかな。半分は挑発だが、半分は「いない」と本気で思ってる。結局、役人と出版社と業界と学会と大学当局とのあいだで身動き取れないのが日本の個人情報・プライバシー関連のプロパーだと思ってる。僕が彼らの誰一人として Twitter でフォローしなくなったのは、それが理由だ。ちなみに、会社で部長やってる人間としても言っておくけど、このような身動きのとれない状態を「マルチ・ステークホルダ」と呼ぶのは自己欺瞞もいいところで、大企業のクズみたいな法務や人事が何もしない言い訳として、こういう言葉を使うことがある。しかし、本来これは優先順位を適正に測ったり他のステークホルダを牽制するためのものであって、優先順位を測ったら、そのステークホルダの利害を優先するか決めるのだ。決めないための、自分を価値判断において宙づりにするためのトリックではないのだよ。結局、日本の人文・社会系の学者がダメなのは、コミットメントなりエンゲージメントを、特定のイデオロギーへの「帰依」みたいなものと混同する傾向があるからなんだよね。だから他人の目が気になる。岸君が言ってたように、学問やるにあたって人間関係しか頭にないのかお前らはって言いたい。こういう、自意識で学問をやってる連中が日本の大学には多すぎるし、例の「独立研究者」とやらが違うのかというと、ああした連中は輪をかけて自意識の塊だったりするんだよな。あるいは大学に残れなかったルサンチマンとか。

2020-01-17YouTube で "privacy engineering" の検索を20分以上の動画に対してかけてみるのだが、なかなか増えないものだな。海外ですら、バック・オフィスと技術と監査の管掌を兼ねてマネジメントする人なんて殆どいないから、個人としての見識にどうしても偏りが生じるし、自分の管掌に有利な観点だけでものを見ようとしてしまうのは避けられない。もちろん、国内では Chief Privacy Officer を名乗っている人は外資系でも少ないし、これを実質的にはプライバシーマークの「個人情報保護管理者」として考えた場合でも、だいたい僕のような専任で従事している人は二桁くらいしかいないだろう。大企業や上場企業ですら、法務や総務あるいは監査担当の役員が兼務しているはずだし、中小企業ではおおよそ社長がやっているのが相場だ。これもまた言いっ放しだといけないのだが、せっかくこういう本が CC BY-NC-ND で出版されているのだし(だが、この本が出てからでも既に6年が経過している)、一部でも MD で翻訳しておきたいとは思う。それにしても、国内の利害関係でごちゃごちゃと些末な法律論ばかりしている人々にしても、情けないことだ。もちろん実定法の範囲で個々のケースや制度を議論する必要はあるが、そんなのはプライバシーにかかわるプロパーとしての最低限の研究範囲だろう。志も見識もない、上場企業や大企業の無能な法務どもに売れるような GDPR の付け焼刃的な解説本とかをジャンジャン出してる暇があったら、少しはこれから参加する若手の有能な人材に使ってもらえるような本でも書いたり翻訳したらどうなのか。CC BY-NC-ND なら税金から助成を受けている外郭団体では無料で公開するのが当たり前だろうし、そうでない文書でも、都内の技術系出版社がだめなら、そういうのは無視してアマゾンから電子書籍を出せばいい。"The Privacy Engineer’s Manifesto: Getting from Policy to Code to QA to Value," by Michelle Finneran, Dennedy Jonathan Fox, and Thomas R. Finneran, 2014.https://link.springer.com/book/10.1007/978-1-4302-6356-2